2012年4月6日金曜日

春の風邪

鬼のかく乱・・・と言うか、日ごろの不節制の当然の報いと言うか・・・久しぶりの大風邪をひきました。
何年かぶりに熱を出して、仕事も休むと言う状態。
熱も上がったり下がったりで、かなり体力を消耗してしまいました。
春の嵐に大風邪。しゃれにもなりません。

春の邪は風です。
春の嵐のように、風が暴れて、体調にも影響を及ぼします。

季節が変わって急に温かくなると、身体も緩んで毛穴が開きます。
気温のアップダウンは激しいので、毛穴も開閉がついていけません。
そこに、今回の春の嵐のような風が吹き抜けると、開いた毛穴から風邪(ふうじゃ)が入ってしまい、風邪を引き起こします。
風邪も、一般的なのど鼻の風邪から、めまいや頭痛、ぎっくり腰や肩痛、顔面麻痺など、さまざまな症状を引き起こします。
突然の急性症状は東洋医学上、風邪に分類されます。

この時期は、冬に貯めた毒素をデトックスして、新しく活動をするための身体に変わります。
冬にちゃんと休養を取っていなかったりして、十分なエネルギーを蓄えていなかったりすると、
身体に負担がかかり過ぎて、調節がうまくいかず、逆に調子を崩してしまったりします。
すると、風邪やウイルスを、簡単に侵入を許してしまったり、打ち勝つことができなくなります。

春だからと言って、急に薄着をして肌を露出して風に直接当たってしまうと、
かなりの確率で風邪をひいてしまいますのでご注意を。
週末の東京は桜も満開の予感。
花見に行くときは、襟やスカーフなどで首周りを守ってお出かけしましょう。

今回の風邪で、かなりお世話になったのはハーブ。
いつものエキナセアはもちろん、のど鼻咳にレッドクローバー、身体の炎症を抑えるのに、エルダ―がとてもよく効きました。


エルダーは、抗炎症作用があり,発熱の軽減、扁桃腺、風邪、咳に有効です。
また、花粉症による、鼻粘膜やのどの炎症や、慢性間接リュウマチや坐骨神経痛などにも効果的です。


レッドクローバーは、血液浄化作用、利尿作用,去痰作用、強壮作用、抗痙攣作用があり、皮膚疾患、咳,喘息,むくみに有効です。
また、潰瘍や抗がん剤としても効果があります。
但し、レッドクローバーは、抗血液凝固剤を服用している場合には使えませんので、注意が必要です。


2 件のコメント:

  1. 先生も大風邪をひいていたのですね。私にとってもつらい1週間でした。春の風に強く当たると顔面麻痺なると聞いて思わずうなずいてしまいました。このところ瞼が頻繁に痙攣するので不思議に思っていたところです。子供の目の調子が悪くなったのも確かに風のあった日に自転車でちょっと遠出した時からです。眼科では何の異常もないですね、と言われたのですが。眼科の先生にも教えてあげたい、春の邪は風である事を。

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  2. 大変でしたね。
    自転車でこの時期、風を切って走るのはとても気持ちがいいものですよね。
    でも、疲れた身体や、風邪気味だったりするときに、春の風を受けてしまうと、瞼のけいれんなどが起こってしまいます。
    一種の風邪ですね。
    こういうときは、蒸しタオルなどで瞼をホットパックしてみてください。
    温めると風邪が抜けて筋肉のけいれんが落ち着いてきます。
    あとは身体を温めて、休んでください。でも、お風呂は入らないでくださいね。お風呂は風邪を悪化させてしまいますから。

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