緑は芽吹き、心地よい風が吹き、もう来週は5月。
5月といえばGW。いよいよ楽しい大型連休がやってきます。
でも、みんなのお世話をするお母さんにとっては大変ですよね。
今からため息をついている方も少なくないでしょう。
でも、せっかくの休日ですから、楽しんでくださいね。
でも、新しいシーズンが軌道に乗ったところ。
特に新しい環境に入ったばかりのお子さんは、
そろそろ緊張が解けて疲れが出てくる頃でもあります。
あまり羽目を外してしまうと、休み明けに疲れがどっと出て体調を崩しやすくなります。
目いっぱい遊んでしまわないで、ゆっくり過ごす時間を持つことも大切です。
また、休みだからと言って夜更かしして、翌日朝寝坊をしたり、
疲れを解消しようと、一日中ごろごろするのも考えものです。
身体の中で、気(生体エネルギー)と血が絶え間なく巡っていて、
その巡りが滞ったり、流れが悪くなるとそこに老廃物などがたまり、
炎症や不調を引き起こし、そのままにしておくと病気になります。
体調の不調は、病気になる前のSOSと言ってもいいでしょう。
心臓の拍動をイメージしてもらうと、わかりやすいでしょうか。
身体はいつもリズミカルに動いています。
もし、心臓の拍動が早くなったり遅くなったりしたらどうでしょう?
それが身体に良くないことはよくわかりますよね。
リズムは共鳴します。
環境や自然界、生活のリズムと身体はすべて一つの流れに繋がっています。
そのリズムを無視すれば、不協和音になるように、
急にいつもと違うことをすれば、リズムの狂いはそのまま身体に反映します。
季節の変わり目の変動に加え、異常気象や大気汚染と、
めまぐるしい環境に合わせようと、身体は日々頑張っています。
そこで、自分からリズムを崩してしまうと、身体の消耗をさらに助長させてしまいます。
「そんな大げさな。」「そんなの全然大丈夫。」という方もいるでしょうが、
些細なことでも、身体には確実に疲労として蓄積しています。
軽く見ていると、後で大きなツケを一気に払うことになりかねません。
毎日を健やかに過ごすためにも、リズミカルな生活をすることをお勧めします。
それでも楽しくてつい・・・というときは、
暴飲暴食をしたら、その次は粗食で少食にする。
夜更かししたら、次の日はしっかり早く寝る(おそくまでねているのはNG )
など、崩れたリズムを矯正してあげましょう。
また、身体を冷やすとさらに体調を崩しやすくなります。
冷たいものを食べすぎたりしないのはもちろんのこと、
この時期の風はまだ冷たいので、汗をかいてそのままだったり、薄着だったりすると、
身体を冷やしてしまい、風邪をひいたり、ぎっくり腰などになってしまう人がとても多いので、
こまめな着替えや、気温の変動に合わせて上着を羽織るなどしましょう。
スカーフなどを持ち歩いて、寒くなったら巻いてあげるのもいいと思います。
休暇を楽しくリフレッシュして、また元気に日常を過ごしましょう。
2014年4月25日金曜日
2014年4月12日土曜日
春の風はいたずら
春の嵐が吹き荒れています。
せっかくきれいに咲いた桜も、昨日の大風ですっかり散ってしまい、
風景も新緑に染まり、気温の上昇も手伝って初夏の雰囲気にがらりと変わってしまいました。
でも今はまだ、「清明」という春真っ只中の季節です。
「清明」という時期は、草木の花が咲き始め、万物に気があふれだすといわれ、
植物だけでなく、動物も人の身体も活動期に入って気が充実します。
しかし、まだ肌寒い日があったりするし、
身体も活動期にスイッチが入ったばかりなので、
バランスが悪く、ちょっとした刺激に過敏に反応しやすくなっています。
自然界でも、冬の冷たい北風から暖かい春風に変わるとともに、
流れるエネルギーも陰から陽に変わります。
春の風はその暖かい陽のエネルギーで、、眠っていた身体を目覚めさせ、
起き出した身体は、その内側に貯めていたエネルギーを外側に発散して、
元気に活動を始めます。
その半面、春の風はいたずら好きで、目覚めたばかりの身体をくすぐるように吹き抜けるので、
びっくりした身体は、その刺激に過敏に反応して、さまざまな症状を引き起こします。
ですから東洋医学では、春は「養陽防風」(陽のエネルギーを養い、風邪を防ぐ)
が養生の原則とされています。
外気の陽気を取り入れ、エネルギーを発散させるために、
皮膚は毛穴の開閉を盛んに行いますが、
急激に変わる環境に俊敏に対応しきれません。
ですから容易に風の侵入を許しやすいのです。
「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれる、体に悪さをする風は、遊走性があり、
体に侵入すると動き回り、あちこちに引き連れや痛みを引き起こします。
首や背中を撫でていく風は、悪寒や発熱など春風邪を引き起こし、
胸や腕を撫でていく風は、咽痛や咳鼻水といったいわゆる呼吸器系の風邪を、
頭や顔を撫でれば頭痛を、時には顔面マヒなども引き起こします。
また、強い風に長く当たれば、体中を巡って、くびやかただけでなく、ふくらはぎなど、
筋肉が固かったり弱っている個所に引きつりを起こしたりもします。
また、開いた毛穴から水分も取られるので、肌は乾燥しやすく、
そうかと思えば、今度はなかなか開かなくて熱をこもらせたりすることもあるので、
じくじくした湿疹など、肌のトラブルも多くなります。
ですから、暖かくなったからと言ってすぐに襟ぐりの広い服や薄着をして、
春の風邪を容易に侵入させないようにすることが大切です。
軽やかに春のファッションを楽しみたいところですが、薄手の上着やスカーフなどで、
直接風に当たらないようにしましょう。
また、お風呂を出るときに、足と顔に冷水をかけたり、
朝、顔を洗う時も冷たい水で洗うなどすると、
ぼんやり開いている体(毛穴)などをきゅっと締め、
ぼんやりしている自律神経を機敏にさせるので、効果的です。
同時に、表面の水分は抜け出て肌はカサカサするのに、
代謝は悪くなって身体の内側や粘膜はむくんでしまうので、お水もたくさん飲みましょう。
せっかくきれいに咲いた桜も、昨日の大風ですっかり散ってしまい、
風景も新緑に染まり、気温の上昇も手伝って初夏の雰囲気にがらりと変わってしまいました。
でも今はまだ、「清明」という春真っ只中の季節です。
「清明」という時期は、草木の花が咲き始め、万物に気があふれだすといわれ、
植物だけでなく、動物も人の身体も活動期に入って気が充実します。
しかし、まだ肌寒い日があったりするし、
身体も活動期にスイッチが入ったばかりなので、
バランスが悪く、ちょっとした刺激に過敏に反応しやすくなっています。
自然界でも、冬の冷たい北風から暖かい春風に変わるとともに、
流れるエネルギーも陰から陽に変わります。
春の風はその暖かい陽のエネルギーで、、眠っていた身体を目覚めさせ、
起き出した身体は、その内側に貯めていたエネルギーを外側に発散して、
元気に活動を始めます。
その半面、春の風はいたずら好きで、目覚めたばかりの身体をくすぐるように吹き抜けるので、
びっくりした身体は、その刺激に過敏に反応して、さまざまな症状を引き起こします。
ですから東洋医学では、春は「養陽防風」(陽のエネルギーを養い、風邪を防ぐ)
が養生の原則とされています。
外気の陽気を取り入れ、エネルギーを発散させるために、
皮膚は毛穴の開閉を盛んに行いますが、
急激に変わる環境に俊敏に対応しきれません。
ですから容易に風の侵入を許しやすいのです。
「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれる、体に悪さをする風は、遊走性があり、
体に侵入すると動き回り、あちこちに引き連れや痛みを引き起こします。
首や背中を撫でていく風は、悪寒や発熱など春風邪を引き起こし、
胸や腕を撫でていく風は、咽痛や咳鼻水といったいわゆる呼吸器系の風邪を、
頭や顔を撫でれば頭痛を、時には顔面マヒなども引き起こします。
また、強い風に長く当たれば、体中を巡って、くびやかただけでなく、ふくらはぎなど、
筋肉が固かったり弱っている個所に引きつりを起こしたりもします。
また、開いた毛穴から水分も取られるので、肌は乾燥しやすく、
そうかと思えば、今度はなかなか開かなくて熱をこもらせたりすることもあるので、
じくじくした湿疹など、肌のトラブルも多くなります。
ですから、暖かくなったからと言ってすぐに襟ぐりの広い服や薄着をして、
春の風邪を容易に侵入させないようにすることが大切です。
軽やかに春のファッションを楽しみたいところですが、薄手の上着やスカーフなどで、
直接風に当たらないようにしましょう。
また、お風呂を出るときに、足と顔に冷水をかけたり、
朝、顔を洗う時も冷たい水で洗うなどすると、
ぼんやり開いている体(毛穴)などをきゅっと締め、
ぼんやりしている自律神経を機敏にさせるので、効果的です。
同時に、表面の水分は抜け出て肌はカサカサするのに、
代謝は悪くなって身体の内側や粘膜はむくんでしまうので、お水もたくさん飲みましょう。
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