自然と人間の関係
5月21日の朝から金環日食があるそうで、今巷では話題になっていますね。
1987年に沖縄で見られて以来、25年ぶりの天体ショー。次は、2030年だそうです。
文房具店や、本屋さん、100円ショップなどでも、日食を見るためのグッズが売られていて、
世紀の天体ショーを、自分の目で確認しようとする人も多いでしょう。
うちの兄ちゃんの高校では、全員に観測用の黒いシートが配られたそうです。
でも、かなり早い時間なので、「起きれない・・・。」と諦めていましたが(笑)
詳しい観測方法などは、こちらのHPで紹介されていますから、観測したいと思っている方はぜひのぞいてみてください。
国立天文台(金環日食HP)http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/
金環日食は、古代の人は不吉な前兆として、恐れられていました。
それは動物たちも同じことのようで、金環日食の時には、動物もいつもと違う行動をするそうです。
それを観察するために、今年はいくつかの動物園は、この金環日食に合わせて入園時間を早め、
動物の様子と合わせて金環日食を観測できるようになっているそうですよ。
金環日食・・・それは、地球にどんな影響を及ぼすものなのでしょうね。
この天体ショーを予測する技術は古代から研究されていて、暦が作られたことはもう周知の事実でしょう。
天体の動きと、地球上の自然の動きは一体化していて、それはもちろん人間の身体の変化も相関関係にあります。
東洋医学の世界で干支は、古典によると年、月、日、時間の変化を表わし、更にそこに人体の変化を説明をしています。
干支によって、1年、1月、1日を12分割にして、その時間の流れと、体調の変化を調べ、割り振っています。
例えば、寅時(3~5時)は肺、卯時(5~7時)は大腸、辰時(7~9時)胃・・・。
古代の人はどうやってこれを調べたのか考えると、本当に尊敬してしまいますが、
自分の身体を観察していると、確かにそのように動いているのが分かります。
喘息の患者さんは、よく朝方発作を起こします。
風邪をひいて、咳が出る時、咳き込みが激しいのは朝方だったりしませんか?
また、朝お通じが出やすいのは、卯時に大腸が動きやすいからです。
自然と人間の身体は、いつも同じように動いています。
人間も自然の中の一部に過ぎません。
古典では、ちゃんと太陽の動きと月の動き、そして地球の動きを相関させて、その変化を細かく書き記されています。
それを調べるのはなかなか大変ですが、頭で考えずに、金環日食を見ながら、身体がどんなふうに感じているのか、
自分の感覚で感じ取って見ても、楽しいかもしれませんね。
なるほどぉ~。純粋バイオ化したこの身体が金環日食でどう変化するか楽しみですねぇ。
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