2013年2月8日金曜日

立春です。

節分も終わり、2月4日は立春でした。
昨日は、東北地方を中心に「春一番」が吹き、そのほかの地方でも強い風が吹いています。
日本ではなじみが薄いですが、明日2月9日は、旧正月で、中国圏や韓国では新年を祝います。
暦の上では、新しい季節の到来です。

春といっても、まだ春の最初。
実際には、まだまだ寒い日が続きます。

それでも、身体も少しずつ冬眠(笑)から目覚めて、
これからやってくる新しい活動期への準備を始めます。
今までのように、寒いからといってネコのようにコタツで丸くなっていては、
春を迎える準備ができません。
でも、だからと言って薄着になって、外を走り回るのもお勧めできません。
では、春の初めのこの時期、どうやって過ごせばいいでしょうか?

冬は休息期で、身体は最低限の活動で動いて、
身体のメンテナンスを行い、新しい季節に活動するためのエネルギーを蓄えています。

一方、春は活動期になりますから、身体はがらりと変わります。
身を縮めていた筋肉や肌が少しずつ緩み、動きやすい状態になり、
内に秘めていたエネルギーを発散させて動きを活発にさせます。
しかし、まだ外は寒いですから、直接冷たい風に当たってしまうと、
開き始めた毛穴から、容易に風邪の侵入を許してしまいます。

また、身体を活動させるためには、陽気と言う温かいプラスのエネルギーが必要です。
身体に蓄えていたエネルギーは、陰気という冷たいマイナスのエネルギーですから、
そのエネルギーを温めて、陽気に変える必要があります。

ですから、身体を冷やしてしまうと、陰気を陽気に変えることができず、
うまく活動期の身体に変えることができません。

ですから、春が近づいたからといって、薄着にならず、
しっかりと防寒をして、身体を守りましょう。

また、活動エネルギーは、身体の内側から外へ伸びやかに流れていきます。
春のエネルギーは、特に、新芽が伸びるように伸びやかに流れるので、
抑えられたりすることを嫌います。
ですから、きつい服などではなく、ゆったりとした服を着て、
リラックスして春のエネルギーが流れやすくしましょう。

この時期は、寒暖の差が大きく、身体がそれについていくのも大変です。
この季節とうまく付き合うには、特に意識して生活しなくてはなりません。

めまいや頭痛、のぼせなどは、
この春のエネルギーをうまく調整できないために、起こりやすい症状です。
こんなときは、身体を締める物を緩め、お腹を温めてゆっくり深呼吸してみましょう。
春のエネルギーの巡りがよくなり、身体が少しずつ楽になるでしょう。





0 件のコメント:

コメントを投稿