もうすぐG.Wです。
相変わらず気候は荒れていますが、それでも少しずつ暖かくなって、
周りの木々や草花も鮮やかに彩り、なんだか気分もウキウキしてきます。
学校や幼稚園、
新しい生活にもようやく慣れて、緊張も少しずつ解れてきて、
外に出かけたい気分にもなります。
でも、こんなときこそご注意。
実は最近、とても怪我の、特に骨折する患者さんが多いのです。
自転車や車などの事故や、スポーツをしていての怪我よりも、
日常の生活の中で怪我をする人が多いようです。
シーツに足の指を引っ掛けて転んだり、タンスの隅に足をぶつけたり。
風邪を引いて、咳込んだ拍子に肋骨を折ったり、
特に思い当たる節がないのに、突然痛くなったので、
病院に行ったら骨折と言われた人もいます。
「後から考えたら、家の片づけをしていて、重いものを運んだけど、あれかなぁ?」
怪我に季節はないはずですが・・・。
骨折と言うのは、骨がぽっきりと折れてしまうものだけではなく、
骨の周りを保護していてる骨膜がはがれたり、欠けたりするものもあります。
しかも外傷によって起こるもの、疲労によって起こるもの、病気によって起こるものなど、
その種類もさまざまです。
特に疲労や病気によるものは、些細なきっかけで折れたりします。
だから、ちょっと転んだだけだから・・・なんて、痛いのを我慢して放っておいたりしないで、
その部分に痛みや腫れ、熱を感じたら、なるべく早く処置をすることが大切です。
骨折を疑う症状は、「痛み」「変形」「腫れ」「内出血」です。
おかしいと思ったら、まず腫れや変形などを見ます。
そして、その部位の骨をそっと押してみましょう。骨折ならば激しい痛みを感じます。
また、ちょっとした動作でも痛みを感じ、夜間痛や安静時痛も続きますから、
このような場合は、速やかに病院にいくことをお勧めします。
外傷によって起こる炎症を最小限にとどめるためには、
まず患部を心臓よりも上にして、すぐに冷やすことが重要です。
受傷してしまったらすぐに、
氷をビニール袋に入れたもの(あれば冷凍のミックスベジタブル)をタオルで包み、
患部をマッサージするように冷やしましょう。
患部をマッサージするように冷やしましょう。
そして患部が動くと激痛を伴うので、しっかりと固定します。
東洋医学で言うと、骨は腎という場所と深い係わり合いがあります。
腎は水分代謝を司ると同時に、生体エネルギーを蓄え、元気を湧き出す場所です。
ですから、骨を傷つけると言うことは、その腎に蓄えてある生体エネルギーを消耗してしまうので、
とにかく疲れやすく、眠気を伴います。
そして、体内の水分を多く消耗するので、水分代謝のバランスも崩れるので、
むくみや排尿などにも影響を及ぼします。
腎を養う黒い食べ物(ひじきやわかめ、黒ゴマ、黒豆など)を食べたり、
無理をせず、疲れたら横になって休むなど、安静に努めましょう。
そして、体の水分をとても消耗するので、水分をしっかり補給してくださいね。
それから意外と意識がない人が多いのですが、
炎症は熱によって助長されます。
ですから、お酒を飲んだりお風呂にはいったりすると、症状をひどくさせてしまいますから、
受傷時は厳禁です。
一番大切なのは、怪我をしないようにすること。
睡眠不足は、骨をもろくさせるので、しっかりと睡眠をとって、
陽のある時間にちゃんと陽に当たり、骨を養いましょう。
(太陽の光に当たることで、カルシウムの吸収を増加させます。)
炎症を温めるのは炎症を助長してしまいますが、
適切な場所にお灸をすると、熱と腫れをとって自然治癒力を高めるので、とても効果があります。
うちの治療院では、骨折などの外傷に「炎症灸」という、特別な灸法を使います。
炎症を温めるのは炎症を助長してしまいますが、
適切な場所にお灸をすると、熱と腫れをとって自然治癒力を高めるので、とても効果があります。
うちの治療院では、骨折などの外傷に「炎症灸」という、特別な灸法を使います。
はじめまして。骨折してからとにかく眠く、なんでかなと検索していて記事を拝見しました。腎の関係なのですね~!
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