2013年4月12日金曜日
大荒れの今年の春、不調を感じる人へ。
今日、藤の花が咲いているのを見つけました。
冬の寒さがもどってきたような気温の中でも、季節は着実に次の季節に向かっているようです。
藤の花の紫に、もうすぐやってくる初夏を感じました。
とはいえ、現実の環境は、相変わらずの大風と、気温のアップダウンに、
多くの人が翻弄されています。
もう春だから・・・と、思わずに、寒いときは寒い、暑いときは暑いと、自分の感覚に素直に従って、
服装を変えましょう。
そして毎回お話しているように、春の風はとてもやんちゃでいたずら好きです。
それに加えて今年の風は、ことのほか強風が続いていますから、
そのやんちゃぶりもただものではありません。
更に、今週はまた黄砂がかなり飛んでいて、
少しブームの去った(笑)PM2.5ももちろん高濃度で飛んでいます。
そして、放射性物質に、ヒノキ花粉、もう少ししたら別の花粉も飛ぶでしょう。
この時期は刺激に敏感で、春の風が運んでくるこれらの物質に過敏に反応します。
そして、一度粘膜が炎症を起こすと、通常なら反応しないものにまで反応し、
目や鼻など外部と近い場所だけでなく、呼吸器系や消化器系などの
内臓の粘膜も反応を起こし、のど痛や咳、痰などのさまざまな症状を引き起こします。
また、風邪(ふうじゃ)そのものが身体に入ると、
気の巡りの邪魔をして体の中のバランスを急激に崩してしまい、
頭痛やめまい、耳鳴り、高血圧などの症状が出たりします。
また、不規則な生活や過労などが続くと、身体の中を巡る気(エネルギー)が弱まってしまいます。
そこに、今日のように気温が低く冷たい風を肌に当ててしまうと、
風邪(ふうじゃ)や冷えが皮膚や体表に入り込んで、ジンマシンを起こしたり、
痺れや麻痺を起こしたりしするので、肌に直接風を当てるのは要注意です。
風邪(ふうじゃ)による症状が、初期の場合は、
発汗によって風邪(ふうじゃ)を追い出すことができます。
ねぎや、生姜、シナモン、薄荷などを食べて、発汗を促すものを食べるといいでしょう。
また、首を冷やしたり風に当たらないようにスカーフやタオルを巻いたり、
ホットタオルなどで温めるのも効果があります。
また、風邪(ふうじゃ)が身体の中に入っても、簡単に動揺しないような身体を作るために、
お腹を冷やさないようにしましょう。
お灸ができる人は、お腹の中脘(ちゅうかん)、関元(かんげん)と言うツボと、
足の内側にある、三陰交(さんいんこう)にお灸するといいと思います。
中脘(ちゅうかん):おへそとみぞおちの中間点。おへそから指6本上くらいの場所。
関元(かんげん):おへその下指4本分。
三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから上指4本分の場所。押してみるとちょっと痛いかも。
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