雨が降ったかと思うと、花粉やらPM2.5などが舞ってきたり。
めまぐるしい環境の中、大変ご無沙汰しておりました。
この1ヶ月弱の間に、先生のドイツ出張があり、
それと重なるようにインフルエンザの大逆襲に遭い、
さながら野戦病院のような日々が続いておりました。
春とともに本来なら終焉を迎えるインフルエンザですが、
今年は再びの大流行。
特にインフルエンザB型の大襲来に、
大人も子どもも飲めない食べられない症状が出る人が多く、
つらい思いをされました。
熱が出ているときに水分が取れないと、脱水症状を引き起こすため、
症状も更につらい状態になるし、子どもや高齢者は特に危険な状態に陥ってしまうので、
水分が取れているかどうかは重要なポイントです。
発熱や下痢により、体内の水分と電解質が失われるため、
ただの水だけだと、水分と電解質のバランスが崩れるので、
たくさん飲んでも脱水が改善されません。
特に小さいお子さんや、高齢者の方はバランスが急激に崩れやすいので、
イオン水など、電解質を含んだ飲み物を摂取する必要があります。
でも、最近推奨されているOS1は、お味がイマイチで(苦笑)、
お子さんには特に不評のよう。
食欲のないときですから、余計に味に好き嫌いも出るでしょう。
いくら身体に必要だと言い聞かせても、飲むのを嫌がったり、
吐いたりするのでは本末転倒です。
そこで、今日はOS1の代わりになる飲み物をご紹介しますので、
少しでもおいしく飲めるもので、摂取してください。
1)甘めがいい場合
手作りOS1
材料:湯冷まし1ℓ、砂糖40g(大さじ4 1/2)、塩3g(小さじ1/2)
作りやすい分量です。
量は割合を考えて増減させてください。
市販のOS 1と同じ効果がありますが、基本は砂糖水なので、味に癖がありません。
ほんのり甘いやさしい味です。
2)甘いのはいや。しょっぱい物なら・・・
梅しょう番茶(1回分)
材料:番茶(カップ1)、梅干し(中1個)、生姜汁2.3滴、
塩こぶ(ひとつまみ)(もしくは醤油ひとたらし)
梅干しは、細かくたたいて、生姜汁、塩こぶと一緒にカップに入れ、その上から番茶を注ぐ。
梅干しのクエン酸や塩分は、電解質のバランスを調節するだけでなく、
代謝を促したり血液をサラサラにして痛みを和らげたり熱を下げ、
生姜は胃腸の調子を整えます。
3)爽やかな味が欲しい
はちみつレモン
湯冷ましにはちみつとレモンを混ぜる。
味はうっすらとする程度に、することが秘訣です。
酸味がだめだと言う人も多いですが、中にはそれがいいという人もいます。
そんなときはおススメです。
レモンに含まれるビタミンCやクエン酸は、疲労回復や抗ウイルス作用があり、
はちみつには強い殺菌力があり、のどや鼻の細菌の繁殖を抑え咳に効きます。
4)ホットポカリスエット
定番ですが、市販のもは味が濃すぎて身体に吸収しにくいので、
2~3倍に薄めて飲みましょう。
ホットにすると、おなかを冷やしたり胃酸を薄めず、水分吸収が高まり、
にんじんの絞り汁を少し加えると、粘膜の保護に効果があります。
どの飲み物でも、共通するのは味は薄めにすること。
濃い目の味は、水分の吸収を低下するだけでなく、熱のときは唾液も少ないですから、
口の中にいつまでも味が残って、べたべたするので、気持ちが悪くなったりします。
あくまでも補助的なものですが、上手に使って養生してください。
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