2014年12月12日金曜日

ウイルス性胃腸炎も流行中。

12月も半ばともなると、師走の慌ただしさを実感します。
それとともに、インフルエンザや下痢嘔吐、溶連菌に、アデノウイルスなど、
さまざまな冬風邪も活発に発症し始めました。


今朝も通勤中、電車から降りた途端、ホームで思いっきり嘔吐をしているお子さんと会いました。
一緒にいたお父さんは、オロオロ(そりゃ、するよね。)
とりあえず改札の駅員さんを呼びに行ったけれど、大丈夫だったかな?


駅や電車の中で具合の悪くなる方が、毎日たくさんいます。
師走の忙しさに、いつもよりもラッシュの人々のイライラども高まってるし、
その中での押し合いへし合いはかなり大変。
暖房はきついし、コートは脱げないし。
お子さんなら尚更ですよね。
少し具合が悪いな・・・というときは、
無理をしないで途中で降りて休むとか、ひとつ電車を遅らせることも必要だなぁと思います。


さて、下痢嘔吐をした場合、排出物からウイルスが飛び散りますから、
なるだけ素早くそれらを処理することが大切です。
排出した瞬間にウイルスが空気中に大量に飛沫してしまうからです。


例えば、トイレで下痢や嘔吐をしたり、それらを処理した場合、
しっかりふたを閉めて流さないと、トイレの中にウイルスが充満してしまい、
次に入った人たちが感染してしまいます。


下痢嘔吐風邪のウイルスは空気感染で、その感染力も強力なので、
2次3次の感染ルートをなるべく広げないようにすることが大切なのです。


そうはいっても、特に下痢嘔吐風邪は突然発症しますし、
潜伏期間も、知らないうちにウイルスをまき散らしています。
これは下痢嘔吐のウイルスに限ったことではなく、、
ウイルス全般にいえることですから、感染から身を守るためには自衛が大切です。


100%有効ではありませんが、
マスクは空気中に散乱したウイルスから身を守ることができます。
風邪もひいていないのにマスクをつけるのは煩わしいものですが、
今のところ一番簡単で効果があると思います。


そして、必要以上に人ごみには入らない。
手洗い、うがいはこまめに。
外で不用意にものを食べたりしない。


不特定の人たちが利用するトイレなどは、ウイルスが潜んでいる可能性が多いですから、
利用するときは特に注意が必要です。
自分が使うときは、流す前にふたをして。
(もしかしたら自分も保菌しているかもしれませんからね)


そして何よりも大切なのは、睡眠をしっかりとること。
疲労の蓄積は、そのまま免疫力の低下につながります。


また、体温の低さは、免疫力の低さに比例しています。
1℃違うと、免疫力は20%低下するといわれています。
ですから身体を冷やさないこと。


このふたつを気を付けるだけで、たとえ菌を身体に入れてしまっても、
発症を防げます。


空気中にたくさん飛び交うウイルスから身を守り、
楽しい年末年始を健やかに過ごしてくださいね。

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