2011年9月6日火曜日

もう秋ですね。

台風が過ぎて、本格的に秋になるはずですが、まだまだ暑い日も続きそうです。
皆さんお元気ですか?
真夏の暑さが帰って来ても、立秋を過ぎた今、暦の上ではもう秋。
いつまでも夏と同じ過ごし方をすると、後でとんでもないことになりかねません。
いくら季節が狂って、猛暑が続いても、私たちの身体はもう「秋」の身体に変化を始めているのですから。

ところで、暦って何でしょう?
ただ日にちを伝えるだけのものではありません。
元来、暦とは、古人が長い年月をかけて自然の運行を読み取り、その変化をまとめたものです。
人も自然の一部。
ですから、自然の運行に添って、動物が夏には夏毛を、冬には冬毛を纏うように、
季節の変化に順応できる身体に変化させていきます。

夏は生命力の入れ替えの時期。
今まで体内に貯めていたエネルギーを精力的に発散させて、新しいエネルギーをとりこみます。
だから、その過程で火照った身体をクールダウンさせるために、身体を冷やす食べ物を食べるのがよしとされます。

一方、秋は、今まで外側に向いていた生命力が内側に向かって変化する時期です。
今まで放出していたエネルギーを身体の奥に貯め込んで、冬の寒さに向かう準備を始めます。

夏と秋。
季節の移行時期だといえど、身体は正反対の働きをするために、急な変化を強いられるため、
身体に疲れが残っていたり、冷やして機能が低下していたりすると、
その変化についていけず、体のバランスを崩してしまいます。
ですから、夏から秋に移行する今の時期は、特に気を付けて過ごさないといけないのです。

特に、これから寒くなる秋に、体内に冷えを残してしまうと、
その冷えは、身体の中にずっと居座って悪さをします。

過ごしやすい季節なのに、体調を崩しやすいのはこのためです。
「秋の大風邪」を患って、長く休んでしまう。
喘息の方や呼吸器系の弱い方が、発作を起こしやすいのもこの時期です。
また、アトピー性皮膚炎がひどくなりやすいのもこの時期です。

ですから、暑いからと言ってむやみに冷たいものを食べたり、
クーラーや扇風機などにあたって体を冷さないようにしなくてはいけません。
食べたい気持ちをぐっとこらえて、アイスや冷たい飲み物とは、来年の夏までさようならをしましょう。
それから、今から旬の果物たち。
夜に食べたり、おいしいからと言って食べ過ぎたりしないようにしましょう。


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