2011年9月9日金曜日

風邪をひかないように・・・

心地よい秋の風が吹いてきました。
過ごしやすい季節の到来で、心も身体もホッとしているみたいです。
でも、過ごしやすい季節が、身体にいい季節だとは限りません。
実は、この季節が一番身体には応えるのです。

夏は毛穴が開いて、体内に籠った熱を汗や皮膚呼吸で発散していました。
筋肉は活動しやすいように柔らかくなっていて、
運動することによって身体の循環を助けて、体内の老廃物や不必要なものを体外に出していました。
夏と言うのはそういう季節でした。

さて、気温が低下して秋がやってくると、身体は次の冬に備えて、
緩んでいた筋肉や開いていた毛穴をキュッと締めて、体内に冷えやウイルスや細菌などの侵入を防ぎ、
これから取り入れるエネルギーを蓄積するための身体づくりを始めます。

でも、暑い日があったかと思うと、急に涼しくなったりする日が続いたりすると、
準備中の身体はその急激な環境の変化について行けません。
ふいに吹く冷たい風が、開いた毛穴から身体の中に入り込んだりすると、風邪をひきやすくなります。
また、運動をして汗をかいた後、その汗を拭かずに放っておいたりしたら、
開ききった毛穴から冷たい風が入ってくるとともに、汗が冷えて身体の仲間で冷やしてしまいます。

そして、夏の間クーラーや冷たいものを食べて思うままに身体を冷やしていたりすると、
夏の疲れに加えて、ひえが体の機能を低下させてしまうので、それに対応する抵抗する力がありません。
そうすると、体内で風が暴れて風邪を発症してしまいます。

皮膚は外からの冷えやウイルスや細菌の侵入から身体を守り、
体内の熱やエネルギーが洩れるのを防ぐ大切な「関所」です。
皮膚の防御を援護するためにも、肌の露出を控えましょう。

気持ちがいいからと言って、夏の恰好をして、風邪に直接あたっていると、大変な目にあってしまいます。
特に首回りは風邪が侵入しやすい場所なので、スカーフや襟付きのシャツなどで守りましょう。
そして、意外と知られていないのですが、足首はお腹の調子を整えるエネルギーの流れが集中しているところです。
ここを冷やすと、一気に身体の奥を冷やしてしまうので、もうサンダルはしまって靴下やレッグウォーマーで守ってください。
そしてお腹を冷やさないようにして、免疫力と体力を強化しましょう。





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