先週、また韓国へ行ってきました。
その時に、現地の人と逢う機会があって、いろんな話をしました。
そこで感じたのは、男の人がとっても優しいってこと。
今回あったのは、新婚さんで、お嫁ちゃんが日本人。
旦那さんも日本語がぺらぺらなので、安心して話ができました。
イテォンという町のマッコリ屋さんで、話をしていたのですが、旦那さんの腰の軽いこと軽いこと。
実は、私たちは、待ち合わせの場所に、約束の時間にはつけず、遅刻してしまったのですが、
旦那さんは、予約したお店に先に走って行って、席を取っててくれるし、
窓越しに私たちが来るのを見ていて、私たちを見るなり扉を開けて席に案内してくれるし、
さりげなく私たちやお嫁ちゃんに、どんなものがあるか丁寧に説明してくれて、
話を聞きながらよさそうなものをセレクトして注文してくれたり、
何かある度に、「これはどうですか?注文してみますか?」などと、食事中でも何度も席を立って、
私たちに不自由のないように気を使ってくれて。
本当に至れり尽くせりでした。
お酒もすぐに注いでくれて、私たちが注ごうとすると、大恐縮されてしまって。
お嫁ちゃんに訊くと、
「韓国では、女性はお酒を注がない。」そうで、
それも、目上の人から注がれることにも、恐縮してしまうんだそう。
だからといって、ずっと緊張している訳でもないんですけど。
ともかく、常にレディファーストで、さりげない気遣いをしてくれる。
「いい旦那さんだね。」
と誉めたら、「韓国はこれが普通ですよ。」と言われてしまいました。
え~うらやましい。
家庭の様子も聞いたら、韓国では、常に家事は女性が・・・ということはないらしいです。
彼女たち曰く、ご飯を作るのはお嫁ちゃん。
掃除機をかけるのも、お皿を洗うのも旦那さん。
旧正月などでご実家に帰ったときも、すべて姑さんと旦那さん(お嫁ちゃんのね)で、いろいろやってくれて、
お嫁ちゃんは、上げ善据え膳に近いそうで、とても大切にされているそうです。
「私がやらなくていいのか」と聞いたら、「息子にやらせればいい。」って返答。
いや~、国が違うと、ぜんぜんちがうものですね。
韓国では1日でも先に生まれた方が年上で、「年上」の親しい男性に対して、女性は「オッパ」と呼びます。
恋人も、男友達も、先輩も、「オッパ」。
旦那さんも、若いうちは「オッパ。」(「あなた」=「ヨボ」というのですが、云われるとおじさんになったような気がするんですって。)
で、お嫁ちゃんが、いろんな人に「オッパ」というわけです。
旦那さんは、お嫁ちゃんから「オッパ」と言う言葉を聞くたびに、切なくて、
心の中で、「どこのオッパだよ。」と拗ねながら、部屋に掃除機をかけるそうです。
韓国ドラマさながらの、かわいさで。
あながちドラマの登場人物は、物語の中だけじゃないんだなって思いました。
ああ、そうそう初めての旧正月に、お嫁ちゃんはお姑さんから、「生栗、生さつまいも」を食べさせられたそうです。
何でそんなものを食べさせられるのかと言うと、何でも食べられるように、顎と歯を鍛えるためなんですって。
「ものすごいカルチャーショックでした。」と、苦笑していました。
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