今年の冬は、とても厳しく感じます。
このところ、暖冬が続いたからでしょうか。
巷では、インフルエンザが蔓延して、
今年はマイコプラズマ肺炎やノロウイルスによる胃腸炎なども、同時に流行っています。
今年はマイコプラズマ肺炎やノロウイルスによる胃腸炎なども、同時に流行っています。
花粉も例年より遅れているようですが、飛び始めています。
ただ、予報では例年よりも少ないと言われていて、ちょっとホッとしている人もいるでしょう。
それでも去年の原発問題はこの花粉にも影響して、高濃度セシウム花粉なるものが、飛んでくるとも言われています。
この花粉については様々なことが言われていますが、チェルノブイリには、スギが生えていなかったため、
このように一度山に落ち着いたセシウムが、再び街に戻るようなことはなかったため、
セシウム花粉は、この後どのような影響を及ぼすかは、誰もわかりません。
このように私たちの周りでは、私たちの身体を脅かす「自然界のストレス」が、溢れています。
でも、この状態は多かれ少なかれ(放射能は別として)、昔からありました。
ただ、今ほどの情報も対策もありませんでした。
それでも、溢れるような情報や対策がある現在の方が、身体を脅かされているように思えるのはなぜでしょう?
その最大の理由は、現代人の身体が弱くなったと言うことです。
抵抗力が弱くなった。
体力がなくなった。
そう言う話をよく聞きます。
昔の人は・・・というより、生物は全て、自分の周りにある「ストレス」に対して、自分の力で抵抗していきました。
そこで、抵抗できないものは「自然淘汰」されていく。
残酷で厳しいようですが、それが自然界の掟です。
自然淘汰まで行かないにしても、生物は、そうやって抵抗することで、身体に抵抗力をつけてきました。
しかし、最近は「除菌」「抗菌」「殺菌」がもてはやされ、過剰に「きれい」にしようとしています。
でも、「きれい」も、度を越すと身体にとっても害となります。
例えば、転んで擦り傷を作った時、すぐに消毒をします。
感染症が流行ったと言えば(最近はそれがなくても)、殺菌せっけんや、アルコール消毒を頻繁にする。
もちろん、それによって感染症は防げるかもしれませんが、
それと同時に身体についている必要な常在菌も全て殺菌してしまい、傷が治りにくくなってしまいます。
また、石けんでゴシゴシと洗って、必要な皮脂や、常在菌までとってしまって、
湿疹を悪化させてしまったり、肌荒れを引き起こすこともあります。
予防接種が発達して、病気になる前に予防しようとします。
昔は、子どもたちは病気を経験しながら免疫力をつけてきました。
予防接種は、確かに病気を予防するかもしれませんが、免疫力をつけることとは別問題です。
硬いと食べにくいからと言って、食べ物を柔らかくする。
あぶないからと言って、ブランコもジャングルジムでも、遊べない子ども。
精神面でも、先回りしてストレスを回避しすぎると、自分で回避することができなくなってしまいます。
人間は・・・生物は、ある程度の困難に抵抗して、それを刺激にして「進化」していくものです。
刺激がなければ、「退化」していきます。
これからもっと厳しくなる私たちの周りの状況を、乗り越えて行くためにも、
多々あるストレスを、「他力」で解消するのではなく、
「自力」で乗り越える力をつけるための対策を考えたいものです。
そのためにはどうすればいいか。
それはこの次にお話ししていきますね。
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