2012年9月14日金曜日

暑くても秋です。


こんにちは。
9月になったというのに、相も変わらず連日容赦ない暑さが続いています。
「暑さ、寒さも彼岸まで」ということわざもあるように、
本来ならどんなに暑くても今週末くらいからはぐっと気温が下がるはずなのですが、
今日も32℃とまだまだ下がるような気配が見られません。

しかし、真上にあった太陽は、少し傾きを見せ、
空の色も、風も、少しずつ真夏とは変わってきました。
朝晩はずいぶん涼しい風が吹いて、夜は過ごしやすくなりましたね。

今年もまだまだ彼岸花は咲きそうにないですが、
それでも周りの景色も徐々に秋の準備を始めています。
出勤途中の栗林では、もうふっくらとしたいがぐり坊やが枝の間から顔を出して、
秋の訪れを教えてくれていました。

さて、景色と同じように人間の身体も、気温とは関係なく秋の準備を始めています。
真夏のような暑さでも、真夏のころとは汗のかき方も、エネルギーの消費の仕方も違います。
真夏と同じように過ごしていると、思わぬ体調不良を起こしますので注意が必要です。

エネルギーを消費して活動を活発にさせる夏から、
秋は、これから来る冬に向けてエネルギーを貯めこむ身体に変わっていきます。
ですから、身体の代謝も自然と抑えられるので、
汗もさらりとした汗からべっとりとした汗に変わります。

これは、身体が貯めようとしているエネルギーからできた水分で、
貯めこむ筈のエネルギーを消費しているということです。
ですから、激しい運動や暑さで汗を大量にかいてしまうと、
エネルギーの貯蓄が不足してしまいます。

また、秋の風は乾燥を運んできますから、さらりとした気持ちのいい風を感じながらも、
知らず知らずのうちに水分を奪われています。
体表の水分は、体温調節のほかにも外気から、身体を守る働きを持っています。

ですから、この時期に暑いからといって肌を露出していると、
体内に秋の風の侵入を簡単に許してしまい、風邪を引きやすくなります。

ただでさえ季節の変わり目は、身体ががらりと変わるので負担のかかる季節なのに、
この異常気象で、更に身体には負担がかかっています。
そして、身体の状況も暑さの性質も変わっていますから、
必要以上にエネルギーを浪費してしまいます。

暑いからといっていつまでも夏と同じ過ごし方をせず、
肌を露出して熱を放散する対処法から、
肌着やタオルを肌に当てたり薄手の長袖などで、外気から体表を守る対処法に変えましょう。

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