0.5℃なんて誤差の範疇。
今日もまた朝から太陽が張り切って、
今朝の渋谷駅前の交差点は37℃だったそうで、
夏の暑さも、ここまでくると生命の危険を感じます。
11日に熱中症で搬送された人は1266人。
夏は元気に外遊びと言うのは、もう昔のことになるんでしょうか?
今は、夏の日中は家の中で過ごすことを、切におススメしたくなります。
人は気温の上昇などにより体温が上がると、
発汗して、その汗を蒸発させることで身体を冷却します。
また、毛穴や血管が広げて皮膚の血液量を増やし、
身体に籠もった熱を対外に放散させて、体温を調節します。
気温が高くても湿度が低い場合、熱は体温よりも気温が低ければ熱は空気中に放散されます。
そして汗を掻くことで上昇した熱を下げることができるので、体温をコントロールできるのですが、
外気温が体温より高くなると、熱の放散が難しくなるため、
発汗による体温調節に頼らなければならないのですが、
湿度が高くなると汗を掻いても、蒸発できなくなるので、
熱は身体に籠もってしまいます。
さらに、発汗により体内の水分が極端に減ると、
今度は心臓や脳を守るために血管が収縮するため、
ますます熱を放散することができなくなってしまいます。
熱中症は、体温調節が効かなくなり、体温が上昇することです。
脱水症状を起こし、症状の悪化は生命の危険まで招きます。
ですから、症状を進行させずに、早めの対処が必要です。
特に体内の水分が少ない小さな子や高齢者は、気をつけなくてはいけません。
汗を掻かず皮膚か赤い、もしくは汗を異常に掻いて青白い皮膚である、
皮膚が乾燥(かさかさ)している、つまんだときにもどりにくいなどがあったら、
脱水症状を疑うべきです。
「頭痛がする」「気持ちが悪い」「だるい」「ふらふらする」などの症状があった場合、
涼しい場所で、身体を冷やし、水分を十分に取ることが必要です。
ただ、汗がたくさん出ると、水分のほかにミネラル分も大量に消失します。
このときに水だけを補給すると、ミネラル(特に塩分)と水分バランスが崩れ、
熱けいれんを引き起こします。
ですから、水分とともに塩分も摂取することが必要です。
市販のOS1(経口補水液)やスポーツドリンクなどを飲むといいでしょう。
ただし、スポーツドリンクは糖分濃度が高いので、
2~3倍に薄めて摂取する方が身体にすばやく吸収します。
また、OS1は家でも作れます。
OS-1
水1ℓ 砂糖40g(大さじ4と1/2杯) 塩3g(小さじ1/2)
とっさのときは、家にあるもので作れますから、お試しください。
また、夏の果物にはミネラルがいっぱい。
スイカ、なし、メロン、キウイなどは、身体を潤し、余分な熱を冷まします。
ただ、食べ過ぎるとお腹を冷やしすぎてしまうので、ご注意。
水分も、常温以下の冷たいものをたくさん摂ると、胃痙攣を起こすことがありますから、
なるべく常温のものを摂るようにおススメします。
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