いきなり暑い日がやってきたと思ったら、いきなり梅雨宣言。
例年よりも早い梅雨入りに、それまで乾燥した空気に慣れていた身体は、
いきなりの湿気の到来に大慌て。
身体が重くだるくなるし、顔も手足もむくみ気味でイケていないし。
それだけならともかく、節々が痛くなったり、
胸が詰まったような不快感や、頭痛や食欲不振などを感じる人もいるでしょう。
それらはすべて湿気が身体にへばりついて起こす症状です。
人間はたえず水を必要としていますが、多すぎても身体によくありません。
この時期のように湿度が高くなると、身体の中の水分代謝も低くなります。
代謝がうまくいっていれば、余分な水分は尿や汗などで排泄されますが、
疲れていたり、寝不足や、身体を冷やしていたりすると、うまく水分を排泄することができなくなり、
結果、余分な水分を身体に貯めこんでしまうことになります。
水の代謝を助ける食材は、前回もお話ししたように、緑豆もやしが有効です。
スープにしてもよし、炒めものでも、和え物でも、サラダにしてもよし。
それに+αの食材を加えて、自分の身体に合ったレシピで湿気を対処しましょう。
①ジメジメが嫌な時。
湿気が多いと、汗を掻きにくくなります。
そんなときは、身体の湿気を取り発散作用のあるニラやネギ、ショウガなどを加えましょう。
おすすめレシピ
《豚にら炒め》
材料:豚肉、ニラ、もやし、ネギ、しょうが、酒、塩コショウ
レバニラの豚肉バージョンです。
1.豚肉は適当な大きさに切り、酒とショウガを混ぜたものを揉み込む。
2.フライパンに油をひいて肉を焼き、色が変わったらもやし、ネギを投入。
3.塩コショウで味を付けた後、最後にニラを入れてさっと炒めたら出来上がり。
レバーが得意な方は、ぜひレバーで。でも、豚肉もビタミンAが豊富で、
夏バテしやすい今の時期は、とても身体に有効な食材です。
②冷え症や冷たいものを食べておなかを冷やしているとき
水と冷えはとても仲が良く、二つがくっつくとより身体の代謝を低下させます。
こんなときは、身体の中から温めて代謝を促します。
ネギ,ショウガのほかに、トウガラシやニンニク、エビなどを取り入れてみてください。
おすすめレシピ
《エビと春雨のスープ》
材料:エビ、緑豆春雨、もやし、にら、にんにく、鶏がらスープ、
1、鍋にごま油を少したらし、みじん切りにしたニンニクを炒め、
香りが出たらエビとネギ、もやしを入れてさっと炒めます。
2、水を加え沸騰したら、とりがらスープの素と春雨を投入。(春雨は水に戻さなくてOK)
3、塩コショウで味を調え、最後にニラを入れてさっと火を入れたら出来上がり。
③湿気がおなかに入ると、食欲不振や頭痛を引き起こします。
こんなときは、おなかの調子を整え、おなかに溜まった余分な水の排出を促す、
大豆、ソラマメ、枝豆、あずき、トウモロコシなどがおすすめです。
おすすめレシピ
《空豆と春雨の中華サラダ》
材料:空豆、トウモロコシ、緑豆春雨、スイートチリソース、しょうゆ、砂糖、レモン汁
1、ソラマメ、トウモロコシは茹でて一粒づつばらしておく。(トウモロコシは缶でも可)
2、春雨は沸騰した湯に入れ1~2分茹で、(固めのほうがおすすめ)
水を切った後、食べやすい長さにカットする。
3、ピリ辛ソースは、材料を全部混ぜて味を調えておく。
4、材料をすべて和える。
空豆は、枝豆や大豆などに変えてもOK。
食欲不振で、身体に熱がこもっているような人は、
付け合せにキュウリやトマトをあしらうといいでしょう。
食事をおいしく取りながら余分な水分を賢く排出して、
うっとうしい梅雨を爽やかに過ごしましょう。
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