2011年12月23日金曜日

おなか、大丈夫ですか?

ああ、とても寒いです。
今日から日本はクリスマス連休。
子どもたちは、いつもよりも早く終業式を迎えて、今日からうれしたのしの冬休み。
なのに、私たちは・・・今日も楽しいお仕事DAY (笑)

この時期は楽しいパーティやデートで盛り上がりますよね。
で、もちろん暴飲暴食に走ってしまうわけで・・・。
その場の盛り上がりはとても大事だけれど・・・
夜、みんなが寝静まってから一人布団の中で後悔するはちょっと悲しい。
その為にも、腹八分目で抑える勇気を。

それでもやっちゃったときは・・・
胃もたれ、胸やけ、腹張・・・さまざまな症状が出てくるでしょう。
でも、つらい胃腸をさすりながら、薬を飲む前に!
どんな不調にも「○○胃腸薬」を・・・と言うのはちょっと待って。
症状には、いろいろな理由が隠れていて、その理由を除去しなくては、不調を治すことはできません。

例えば同じ胃痛でも、焼けるような痛みは胃酸過多です。
過食によって胃酸分泌が盛んになりすぎ、胃壁を自らの胃酸で傷つけることで起こります。
すっぱいものが込み上げてくるなどもそれです。

暴飲暴食に走ってしまうとエネルギーが過剰になるとともに、
身体に余分な老廃物や水分が溜まってエネルギーの流れを阻害してしまいます。
阻害されるとそこに熱が発生し、胃液が過多に分泌されます。
胃壁は普段は胃液に傷つけられることはありませんが、
分泌が過多になると、さすがに耐えられなくなって粘膜を荒らしてしまいます。

このタイプはお腹が張って便秘になりがちで、出ても粘っこい便などの症状が出でやすいです。
こんな症状のときは、消化の良いものを少なめに取り、少し身体を動かすのがいいでしょう。
身体を動かすと、過多なエネルギーの消費とともに、老廃物をや水を処理しやすくなります。

そして、熱がこもりやすく冷たいものを取りたくなりますが、それはかえって逆効果なので控えましょう。
荒れた胃壁には、睡眠とリコリスがお勧めです。
睡眠時間は胃の修復時間。
リコリスは、粘膜を保護して修復を手伝ってくれます。
それに、食べたり飲んだりする前に、リコリスを飲んでおくと、ある程度の予防にはなります。

似たような症状で、イライラしやすかったり、偏頭痛が伴ったりするときは、ストレスによるものです。
ストレスは、肝に作用するので、それによって肝が暴れてか熱を生じ、身体に熱をこもらせてしまいます。
特に胃腸はこの熱を溜めやすく、上記のタイプと同じような症状を引き起こします。
ですから、この肝という機能を落ち着かせなくてはなりません。
ですから肝機能を整えるミルクシッスルを飲むことをお勧めします。

また、上半身に溜まった熱はいろいろな不調の原因になりますから
、身体の中に溜めないように発散させることが必要です。
運動や気分転換をしてエネルギーを発散させ、熱を生じやすい香辛料などは控えましょう。
また、吐くことを意識して呼吸をすると楽になります。

それとは別に、朝、胃が重くて吐き気がする・・・などの症状は、消化不良です。
そんなに食べていなくても、便が便秘と下痢を繰り返すタイプや、下痢や軟便にすぐになる人は、
身体のエネルギーが不足していて胃腸がもともと弱いか、弱ってSOSを出している状態です。
先のような症状が続くと、胃腸を傷めて機能の低下を引き起こして
このような症状に移行することもあります。

これは胃腸の機能が低下してエネルギーを作りだせず不足している状態です。
ですからこのような人が前記のような人と同じように、身体を動かしたりすると、
余計に消耗してしまいエネルギー不足が悪化してしまいます。
ですから、このような人は、無理に食べようとせず、ゆっくり休養して睡眠をとりましょう。
そして機能が低下するとお腹も冷えてしまうので、
湯たんぽなどで温めて、少しでもお腹が動きやすいように補助してあげましょう。  

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