2013年3月8日金曜日

春一番!とともに・・・。

暖かくなりました。
本日の最高温度は22℃。梅も桃も桜の花も、みんなびっくりして飛び起きそう。
もうすぐ日本は、花でいっぱいになりそうですね。
でも、それと一緒に、ありがたくないものもたくさんやってきて・・・。

今話題のPM2.5は、この週末がピークのようです。
急に芽吹くのは、きれいな花ばかりではなく、山の上に咲くスギの花も満開に。
黄砂とともに、やってくるPM2.5と花粉。
この強烈な三つ巴に、花粉症のない私の鼻も、今朝から悲鳴を上げています。
なにか、こう、息を吸うたびに突き刺さる感覚があるんですよね。
だからくしゃみせずにはいられない。

これが花粉症・・・?
デビューしたと思いたくないけれど、この感覚はかなりつらいものがありますね。
息をするのが怖くなりますもの。
花粉症のみなさんの大変さを改めて感じました。

そもそも、PM2.5ってなんでしょう?
もうニュースで散々やっているから皆さん知っているでしょうが、おさらいの意味で。

PM2.5というのは、粒子の大きさのことで、
直径2.5マイクロメートル以下の科学的な微粒子物質の総称です。
これは、主に自動車の排気ガスに含まれているもので、
粒子の大きさがとても小さいため、吸い込むと肺の奥まで入り込んで、
気管支炎や喘息を引き起こす可能性があると言われています。
しかし、特出しなくても日本をはじめ、先進国ならどこでも常時飛んでいる物質です。

ところが、近年の目覚しい発達を遂げた中国では、急激に車が増え、
産業の発達に合わせて工場もどんどん増えていきました。
急激な発達で、それらを規制するまもなく、排気ガスや排煙により、
排出されるPM2.5の濃度は尋常でないものになっていて、
それにより北京市では高濃度の濃霧が発生して、死者を出す騒ぎが起こっています。

この現象は北京市だけでなく、中国の主要都市で深刻な大気汚染が広がっていて、
この空気が、春の偏西風に乗って、黄砂とともに日本に飛んできます。
北京市ほどの濃度ではないにせよ、
普段の濃度の3~7倍のPM2.5が飛来すると言われています。

困ったことに、この時期日本は、花粉の季節でそれらも一緒に大気に溶け込み、
更に、気になる放射能物質もこの大気に混ざりこんで、
想像するだけで気分が悪くなるような有害な大気エアゾルとなって、飛来しているのです。

目には見えないけれど、確実に私たちを包んで、アレルギーを引き起こす大気汚染。
それから身を守るには一体どうしたらいいでしょう?

環境庁などでは、マスクをして防御することを呼びかけていますが、
ちいさなPM2.5は、普通のマスクの繊維の目を通り抜けてしまうと言われ、
今現在、PM2.5を防ぐことができるのは、「N[95]と言う種類のマスクだけだそうです。

でも、マスクにも限りはあります。
ものに頼るのではなく、自分自身で身を守るすべを見につけることが大切です。

一番簡単で、一番効果的なのは、こまめに飛散情報を調べて、
飛散が多い日は外出を控えることです。
環境庁で、随時速報を流していますので参考までに。

大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)HP  http://soramame.taiki.go.jp/
環境省花粉観測システム(はなこさん)HP   http://kafun.taiki.go.jp/

そして、外出するときは、マスクを必ずして(普通のマスクでもしないよりはまし)、
帰ってきたら、外で服に付着した有害物質を払う。
その際に、粒子が小さなPM2.5は、パンパンはたくと舞い散ってしまうので、気をつけましょう。

そして、鼻や目、のどをちゃんと洗うこと。

でも、一番大切なのは、身体の調子を整えておくことです。
アレルギーは、疲労や睡眠不足、ストレスの蓄積のより、引き起こされやすいものです。
規則正しい食事や十分な睡眠をとり、アレルギー症状を出さない身体作りをすることが大切です。

また、粘膜を保護する食品をとるのも効果的でしょう。
ビタミンAは目の機能や粘膜を強化し、免疫力を高めます。
(小松菜、春菊、にんじん、卵黄、チーズ、レバー、うなぎなど)

ビタミンB2は、細胞の再生や、エネルギー代謝を助け、
目や口,鼻など皮膚の粘膜の働きを正常に保ちます。
(レバー、うなぎ、牛乳,卵、チーズ、納豆など)

ビタミンCは、疲労回復に効果があり、粘膜を強化して免疫効果を高めます。

ムチンは、粘膜を保護します。
(納豆、昆布、オクラ、レンコンなど、ネバネバのある食品に多い。)


但し、高カロリーを摂りすぎると却ってアレルギーを引き起こすので、
腹7分目くらいにしておくのが秘訣です。
また、お腹を冷やすと、アレルギーを助長しますから、冷たいものは控えましょう。




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