2011年9月20日火曜日

睡眠と身体の関係

秋の夜長、皆さんはどんなふうに過ごしていますか?
読書にテレビ、PC、・・・ああ、もしかして夜もまだ仕事をしている方も多いですね。
現代人は、灯りと言う文明を手にしてから、夜も活動的に行動しています。
しかし、どんなに文明が発達しようと、人は皆自然の一部であることにかわりません。
ですから自然のリズムに合わせて、昼は昼の活動を、夜は夜の活動をすることが望ましいと思います。
1日は24時間。
そのうちの半分は活動時間で、その半分は休息時間にして、
そのうちの3分の2、つまり8時間は睡眠に当てたいところです。
睡眠をとることは、一体どんな意味があるのでしょう。
身体の機能を最低限にして、身体全体を休息させること。
しかし本当は、睡眠中も身体は止まってはいません。
消耗したものを回復させ、次の活動をするためのエネルギーを充電する大切な時間です。
たとえば、ストレスや暴飲暴食で疲れた胃は、夜睡眠中に修復を行います。
ですから夜遅くに食事をしたりすると、その修復時間も消化作業をしなくてはならず、
胃に過大な負担を懸けてしまいます。
その結果、食欲がなくなったり、消化不良をおこしたりして、
満足にエネルギーを身体にとりいれることができなくなります。
また昼間体中を巡っていた血液は夜肝臓に戻り、体中から集めてきた老廃物や不要物を取り除き、
新しいエネルギーを蓄え、翌日の活動に備えます。
しかし、その時間に昼と同じ活動をすれば、その時間にするはずのそれらの仕事ができなくなるので、
エネルギーを補給できず、疲労や老廃物も残ったまま次の日を迎えるので、朝から疲労感を感じたりします。
エネルギーの充電も、身体に起きた問題を解決するのも、眠っている間です。
起きている間は消費が主なので夜更かしすると、翌日の準備も、身体を修復することもできません。
すると身体は、身体に貯めておいたエネルギーで不足を補います。
しかし、家計と貯金の関係と一緒で、赤字家計の補填に貯金で補っていると、
貯金はどんどん減ってしまいますよね。
身体の貯金は命の貯金です。
つまり、睡眠を削るということは、命を削るのと同じことになります。
過ごしやすくなって、ついつい夜更かししたくなりますが、
その日の疲れはその日に消化して、次の日に元気に過ごすためにも、
疲れたと感じたら早めに床につくということが必要です。

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